COLUMN

- 塾長のコラム -

2026/06/13 (土)

宿題に追われて「いっぱいいっぱい」なあなたへ

塾長の脇文広です。

塾生と面談をすると、

「部活のあとに大量の宿題や単語テストのための勉強があって、復習する時間がありません」

という悩みをよく聞きます。毎日本当に忙しいみなさんが、目の前の課題を終わらせるだけで精一杯になってしまうのも無理はありません。

しかし、ここで一度立ち止まって考えてみてください。みなさんの本来の目的は「宿題を提出すること」ではなく、「自分の学力を伸ばすこと」のはずです。

忙しさに追われると、いつの間にか「宿題を終わらせること」自体が目的になりがちです。ですが、出した瞬間に中身を忘れてしまうような勉強では、いくら時間をかけても実力にはつながりません。「提出すること」ではなく「何を身につけるか」へ、視点を変えてみませんか?

学力をつける一番の近道は「日々の授業」

一番大切で身近なことなのに、多くの人が見落としがちな事実があります。それは「学力をつけるために、最も効率のよい学習機会は日々の授業である」ということです。

授業中、みなさんは先生の話を「聞き」、黒板や教科書を「見て」、ノートを取るために「手を動かし」、頭をフル回転させて「考えて」います。これほど集中して五感を使う学習機会は、他にはありません。

授業で100%理解できれば、その後の宿題や復習のスピードはぐんとアップします。逆に、授業をなんとなく聞き流してしまうと、あとでその何倍もの時間をムダにしてしまうのです。

授業の質を跳ね上げる「10分の事前準備」

そうはいっても、学校の授業をずっと集中して聞き続けるのは簡単なことではありません。

事前の情報が何もない状態(予習なし)で、初めて聞く内容にその場でついていこうとすると、脳は常にフル回転を強いられます。これは脳にとって非常に負荷が高く、疲労を感じやすくなるため、結果として途中で集中力が切れてしまう原因になります。

授業の効果を最大にし、かつ脳の疲れを防ぐ簡単な方法。それが「予習」です。

何時間も机に向かう必要はありません。次の日の教科書や例題に10分だけでも目を通し、「分からない言葉」に印をつけておくだけで十分です。あらかじめ「ここは知っている」「ここは分からない」と脳に整理させておくだけで、授業中の集中力も理解度もガラリと変わります。予習は、授業というメインディッシュをおいしく食べるための準備なのです。

記憶を定着させる「3つの復習ステップ」

もちろん、授業で理解した内容を定着させるためには「復習」も欠かせません。時間をかけずに賢く記憶に残すために、次の3つのステップを意識してみましょう。

  • その日のうちに(10分): ノートを見返しながら、脳内で先生の講義を「再現」する。
  • 週末に: その週に習った内容を整理し、定期テストに向けてまとめなおす。
  • テスト前に: すでに2回内容を確認しているので、直前は最終チェックだけで高得点を狙えます。

課題に「追われる」勉強から、授業を「引っ張る」勉強へ

単語テスト、小テスト、宿題など、みなさんがこなさなければならない課題はたくさんあります。もちろんそれらも大切ですが、あくまで「主」は日々の授業であり、宿題や単語テストはそれを補う「従」であるべきです。

授業を中心に据え、予習と復習の「仕組み」を上手に作っていけば、それだけで着実に実力はついてくるし、結果として宿題等の課題をこなすスピードも上がり、日々の生活に余裕も生まれるのです。

まずは受験に使う、どれか1科目からで構いません。明日から「10分予習・復習」を試してみませんか? その小さな変化が、きっと数ヶ月後に明らかな学力の差になって返ってきます。

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悩みを解消して、もっと効率よく、もっと楽しく学力を伸ばしていきましょう!

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