COLUMN

- 塾長のコラム -

2026/02/03 (火)

たくさん間違えた生徒が伸びる!

たくさん間違うほど成績が伸びる理由

脇英語研究室塾長の脇文広です。

英語の成績がなかなか伸びない、と悩んでいる生徒さんは多いと思います。
しかし、英語力が着実に伸びていく生徒には、実ははっきりとした共通点があります。何だと思いますか?

それは、間違いを恐れず、学習量を確保していることです。


がんばっているのに英語が伸びない本当の原因は「完璧主義」

「完璧に読まなければならない」
「正しい英語を話さなければならない」

このような意識が強すぎると、英語学習のスピードは大きく低下します。
なぜなら、間違えないよう慎重になりすぎることで、英語に触れる量そのものが不足してしまうからです。

英語力を伸ばすうえで欠かせないのは、大量のインプットとアウトプットです。
間違うことを恐れずに多くの英文を読み、聞き、実際に使う経験を積むことが、結果として成績向上につながります。


英語は暗記科目ではなく「技能科目」

英語は、日本史や地理のように「覚えれば点が取れる暗記科目」ではありません。
本質的には、使いながら身につけていく技能科目です。

単語や文法を覚えるだけでは、実際の英文をスムーズに理解したり、使いこなしたりすることはできません。
繰り返しの実践を通して、少しずつ力が育っていく教科だという認識が重要です。


「理解する」とは、日本語に訳すことではない

英語を理解するとは、単に日本語に訳せることではありません。
英語を見聞きした瞬間に、英語のまま意味やイメージが浮かぶ状態を指します。

そのためには、脳の中に
「英語 → イメージ」
という回路を作る必要があります。

この回路は、一朝一夕で完成するものではありません。
多くの英文に触れ、読み、聞き、話す経験を積み重ねる中で、少しずつ形成されていきます。


間違いは、英語力を伸ばすための材料

学習の過程で間違いが生じるのは、決して悪いことではありません。
むしろ、同じ箇所で何度も間違えることで、記憶はより強く定着していきます。

「また間違えた」
「授業中にうまく答えられず、恥ずかしい思いをした」

こうした経験を、ネガティブに捉える必要はありません。
語学は、間違いながら上達していくものだからです。


英語学習で本当に大切な3つのこと

英語力を伸ばすために必要なのは、特別な才能ではありません。
大切なのは、次の3つです。

・間違いを恐れずに取り組むこと
・インプットとアウトプットを積み重ねること
・学習を継続すること

自分のペースを大切にしながら、日々の学習を積み重ねていきましょう。
たくさん間違った生徒こそ、最後に大きく伸びていくのです。

2025/11/04 (火)

音読は最強の英語学習法

塾長の脇文広です。

「音読が英語学習に良いらしい」——そんな話を耳にしたことがある方は多いと思います。
しかし、「本当に受験でも効果があるのだろうか」と疑問に思う方もいるでしょう。

私の長年の指導経験から断言できます。
正しい方法で音読に取り組めば、成績は劇的に伸びます。
実際、スラスラ暗唱できるレベルまで音読した生徒は、ほぼ例外なく読解力とテストの点数が上がっています。

では、なぜ音読にはそこまでの力があるのでしょうか。
ここからは、その理由を3つの観点から解説します。

「直理解」の習慣が身につく

まず、音読の最大の効果は「英語を日本語に訳さず理解する力」が育つことです。

たとえば “apple” と聞いたとき、多くの人は「リンゴ」という日本語よりも、形や色、味などのイメージが先に浮かびます。
これは、小さい頃から音・文字・意味をセットで繰り返し経験してきた結果です。

同様に、音読を通して英語を声に出し、繰り返し触れることで、脳が「英語を英語のまま捉える」ように変わります。
つまり、

英語 → 日本語 → 理解
という遠回りのプロセスを経ずに、英語を直接理解する回路が育つのです。

この「直理解」の習慣こそ、入試での速読・即理解に欠かせない力です。

脳を多方面から同時に刺激する学習法

次に、音読が「脳全体を活性化させる」点も見逃せません。

黙読は主に「視覚」を使い、リスニングは「聴覚」を使います。
しかし、音読では次のように複数の感覚を同時に使います。

  • 文字を見る(視覚)
  • 声に出す(発話)
  • 音を聞く(聴覚)
  • 内容を理解する(思考)

このように複数の脳領域が同時に働くことで、言語処理のスピードが格段に上がります。

言い換えれば、「読むだけの人」と「読んで、聞いて、話して、理解している人」では、成長のスピードが全く違うのです。

繰り返しで脳の回路を強化する

さらに、音読の真価は「繰り返し」にあります。
一度や二度の音読では効果は出ませんが、同じ文章を何十回と繰り返すことで、英語を処理する神経回路が鍛えられていきます。

脳には「よく使う回路を強くし、使わない回路を弱める」という性質があります。
したがって、音読を続けるほど、英語を読む・聞くスピードは確実に速くなります。

この過程はまるで筋トレのようです。
毎日コツコツ続けることで、脳が英語に強く反応するようになります。

継続は力なり —— 音読は脳の筋トレ

とはいえ、最初はうまくいかなくても大丈夫です。
誰でも最初はぎこちないものですが、毎日少しずつ続けることが何より大切です。

脇英語研究室でも体系的な音読トレーニングを行っています。
継続できた生徒ほど、英語力も成績も目に見えて伸びています。

今すぐ始められる最強の学習法

近年、入試の英文量は大幅に増加しています。
制限時間内に読み切るためには、「速読力」と「処理速度」の両方が不可欠です。

そして、音読はこの2つを同時に鍛える最高の方法です。

  • お金はかからない
  • 特別な道具も不要
  • 教材さえあればすぐ始められる

つまり、今日からでも始められる最強の学習法なのです。

「明日から」ではなく、「今日から」音読を習慣にしてみてください。
その積み重ねが、確実に未来のあなたの英語力を変えます。

2025/10/27 (月)

第1回 : やる気はいらない ― 習慣が勉強を支える

塾長の脇文広です。

勉強しなきゃいけないのはわかっているのにちっともやる気が出ない、とい状況に陥ることってよくありますよね。塾で面接していても、そう言って嘆く生徒は少なくありません。

しかし、不安定で、いつあらわれてくるのかよくわからない「やる気」に依存して勉強に向き合うのは、非効率的です。また、やる気の出ない自分を責めることで自己肯定感が低下し、さらにやる気がなくなる、という悪循環に陥ってしまいがちです。

実は、やる気なんていらないのです。そもそも人間は、常にやる気に満ちて動ける生き物ではありません。実際、プロ野球のイチロー選手や王貞治選手でさえ「本当は練習なんてしたくない」と語っています。

ではなぜ、彼らはものすごい努力を継続できたのでしょうか。

それは、「やる気がなくてもやれる仕組み」を持っていたからだと思います。


勉強を続けるカギは「やる気」ではなく「習慣化」

勉強が続くかどうかを決めるのは、やる気ではありません。必要なのは、習慣化の技術です。たとえば、毎日歯磨きをするのは「習慣化」しているからであって、べつにやる気満々で行動しているわけではありませんよね。それと同じで、勉強も「当たり前の行動」に変えてしまえば、気分に左右されずに継続できるのです。

では、どうすれば習慣化できるのか、ちょっとした工夫を2つ紹介します。


 考える前に動く

勉強するうえで一番つらいのは「行動を起こす前に考えている時間」です。冷たいプールに入るとき、足だけを水につけて躊躇しているより、一気に飛び込んだ方が楽になるのと同じ。勉強も、考える前に動くこと。「やりたくないな」と脳に感じさせる隙を与えないようにするのです。

スムーズに勉強を開始するにはちょっとした秘訣があります。それは、ノート整理や、英文の音読など、「軽い作業」から始めること。作業的な学習を20分ほど続けると、脳内に「ドーパミン」と呼ばれる「やる気のもとになる物質」が生成され、脳が集中モードに変わっていく、と言われています。(これを「作業興奮」といいます。)


 強制力を利用する

「やる気が出たらやる」では、いつまでも始められません。だからこそ、やらざるを得ない環境を自分で用意することが大切です。

例えば:

  • 図書館や塾など「勉強しかできない場所」に行く
  • 友達や家族に「夜9時までに課題をやった」と報告する
  • 勉強仲間と進捗を共有し合う

「逃げ場がない状況」をつくることは、意志力が弱いと感じる人ほど効果的です。


やる気に左右されない人が強い

「やる気が出たらやる」のではなく、「やる気がなくてもやれる仕組みを持つ」。これが努力を続けられる人の最大の特徴です。

「やる気が出ない」自分を責めないでくださいね。自分を否定せず、「工夫すれば必ず動ける」そう信じて一歩を踏み出してみてください。

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