2026/10/10 (土)
東大英語準備講座、開講します
東大英語は「考える」試験
脇英語研究室塾長の脇文広です。
東大英語の過去問を改めてじっくり見ていると、つくづく難しい試験だと思います。
もちろん、単語力も文法力も必要です。英文を正確に読む力も欠かせません。ただ、それだけでは、とても太刀打ちできません。
東大英語の難しさは、知識を持っているだけでは答えにたどり着けない問題が多いことにあります。
長く難解な英文の中から、筆者の主張や論理の流れをどう読み取るのか。文法問題では、一見正しそうな表現の「違和感」に気づき、それを自分の文法知識とどう結びつけるのか。英作文では、難しい日本語をそのまま英語にするのではなく、自分の知っている英語でどう表現するのか。
どれも、覚えた知識をそのまま当てはめれば解けるというものではありません。自分の持っている知識を使い、何を手がかりに、どう判断するかが問われます。
第1問から第5問まで形式はさまざまですが、共通しているのは、東大が受験生に「考える力」を求めているということです。
どれほど知識を蓄えていても、それを使って自分で考える力がなければ、東大英語には太刀打ちできないのです。
「訳せる」のに「分からない」東大第5問
たとえば、第5問の小説です。
単語も分かる。文法的にも読めている。それなのに、「結局、ここは何を言っているんだろう?」と立ち止まってしまう箇所が出てきます。
登場人物の表情や行動、会話のちょっとしたずれなどを手がかりに、書かれていることの意味を自分で考えなければなりません。
私は、そこに東大からの問いかけを感じます。
「英文を訳しているだけではなく、ちゃんと考えながら読んでいますか」と。
圧倒的な英文量という壁
もう一つの難しさは、英文量の圧倒的な多さです。
大量の英文を限られた時間で読み、考え、答案を作る。一文一文を同じように丁寧に読んでいたのでは、到底間に合いません。
どこを速く読み、どこで立ち止まるのか。その判断も含め、正確に、しかも速く読む力を鍛える必要があります。講座でも読解スピードを上げる訓練を行います。
過去問の徹底分析を授業に生かす
私はこれまで、入試の過去問を丹念に分析し、出題の傾向や出題者の意図を探ることに力を注いできました。
今回の東大クラスでも、こうした過去問分析を土台に、東大が受験生に求めている力や、問題を解くうえで必要な考え方を伝えていきます。
しかし、教師が分析した結果や解き方を一方的に教えるだけでは、東大英語に必要な力は十分に育ちません。
先生の解説を聞いて「なるほど」と納得することと、初めて見る問題を自分の力で解くことは、同じではないからです。
この講座では、生徒自身が考え、判断し、答えを導き出す力を徹底して鍛えます。
なぜその答えになるのか。ほかの可能性はないのか。何を根拠にそう判断したのか。
大学のゼミのように、生徒同士で意見を出し合い、私も必要に応じてヒントを与えながら、考えを深めていきます。
答えを教わるだけでなく、自分の力で答えにたどり着く。そのための授業です。
「東大英語の思考法」を身につける
今回開講するのは、「東大英語準備講座 ― 東大英語の思考法 ―」です。
過去問を通して、東大英語に必要な考え方や判断力を身につけていきます。
高2の1月・2月は比較的取り組みやすい過去問を使い、高3の4月からは直近の過去問による本格的な実戦演習へ進みます。
入試本番では、隣に先生はいません。
初めて見る難しい問題に、自分一人で向き合わなければなりません。
そのときに役立つ「東大英語の思考法」を、高2の3学期から身につけてほしいと思っています。
講座のご案内
「東大英語準備講座」は、2027年1月5日(火)に開講します。
対象は東大を志望する高校2年生で、授業は毎週火曜日の午後8時~10時です。
1月・2月の全8回を準備講座とし、高校3年生になる4月から本格的な東大英語対策に進みます。
受講を希望される方には、現在の英語力を把握するための学力確認テストを受けていただきます。
テストの日時や受講についての詳細は、当研究室までお問い合わせください。