2026/08/21 (金)
勉強ができる人の秘訣は「ボーッとする時間」?ひらめきを生む脳の仕組みと勉強法
脇英語研究室塾長の脇文広です。
塾の生徒を見ていて思うのは、勉強ができる人って、ただがむしゃらに机に向かっているわけでないな、ということです。彼らに直接話を聞いてみると、ノートのまとめ方や、世界史の暗記法、英単語の覚え方など、それぞれが豊富な「戦略」や「アイデア」を持っていることに気づかされます。
では、そのようなよいアイデアや戦略を生み出すには、どうすればよいのでしょうか。
ひらめきは「ボーッとしているとき」にやってくる
私のこれまでの経験上面白いな、と思うのは、仕事や勉強でのアイデアがひらめく「タイミング」です。机に向かって額に青筋をたてて必死に考えている時には何も思い浮かばないのに、お風呂でボーッと湯船に浸かっているときとか、近所を散歩しているときなんかに、面白いアイデアがふっと頭に浮かぶことが多いのです。
どうしてこういうことが起こるのか、気になって少し調べてみたのですが、どうやら脳の仕組みが関係しているらしい、ということがわかりました。
脳裏で知識をつなぐ「デフォルト・モード・ネットワーク」
人間が何かに集中していない、リラックスした状態のとき、脳内では「デフォルト・モード・ネットワーク」という回路が勝手に働き出すそうです。集中しているときは意識が目の前のことに囚われ、自由な発想が生まれにくくなっています。それが一転して、力を抜いた瞬間に、これまで溜め込んできた知識や記憶を、脳が裏側でパパッと整理し始めます。ボーッとしている間にそれらが結びつき、「面白いひらめき」として形になるのです。
コツは「頭の隅に10%だけ浮かべておく」こと
「余暇の時間にまで勉強の工夫を考えるなんて、息が詰まる」と思うかもしれません。でも、力を入れて深刻に考える必要はなくて、「何か面白い覚え方ないかなあ」と、頭の隅っこに10%くらい浮かべておくだけで十分です。つまり、答えを急がないで放っておくのがコツです。そうやって種を蒔いておくと、あるとき突然ポンッと面白い方法が思い浮かんだりします。
自分だけの「最強の勉強法」を試すゲームを楽しもう
このコツをつかんで、自分で思いついた「戦略」を実行に移すプロセス自体、非常にワクワクするものですし、その戦略によって実際に成果が出れば、この上なく嬉しいものです。エネルギッシュに働いている起業家や、やる気に満ちて勉強している学生の多くは、この「自分なりのやり方を発見して試すゲーム」の楽しさを知っている人なのではないでしょうか。
みなさんも、ボーッとしながらアイデアを生み出す習慣をつけてみませんか。きっと社会人になった後も、独自のアイデアで人生を切り拓く「一生モノの武器」になるはずです。